小さな子供がいる時の新築の注意点とは?

小さな子供がいる時の新築の注意点とは?

小さな子供がいる家庭で新築を建てる時は、

  1. 子供が大きくなった時を基準にして間取りを作る
  2. 今を基準に、子育てがしやすい間取りを作る

この2つで迷いますよね。今回は後者の「今を基準に、子育てがしやすい間取りを作る」時の注意点を考えます。

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小さな子供にとって家は危険でいっぱい

小さな子供がいる上で新築するときは、子供が大きくなった時を基準にするか今を基準にするかで迷いますよね。私は今を基準に間取りをした方が良いと思います。その理由は、子育てを考慮しない間取りは危険が多いからです。

私は、子供が生まれる前に新築をしました。そのため子育てなど全く気にせず間取りを考えました。結果、子供が生まれた後、間取りによる危険にかなり悩まされました。

そんなことにならない為にも、将来子供を希望したり、今、すでに小さなお子さんがいるなら子育てを基準にした間取りを考えることをオススメします。

では、私が経験の中で感じた子育てをするときの間取りの注意点をご紹介します。

居間で子供が寝るのは当たり前?

最近の家は二階建ては当たり前。更には一階を全て使って大きな居間にして開放感を出すことも多いです。この間取りはとても良いと思うのですが、子育てをするとなると問題が出てきます。それは、子供をどこで寝かせるのかという問題です。

子供は基本的には9時くらいには就寝するのが理想です。しかし、あなたもその時間に寝られるでしょうか?家事や仕事の都合で子供と一緒に寝れないなんてことも多いですよね。そんな時、子供を一人で二階に寝かせておくわけにはいきません。そうなると居間で寝かせておくことになると思います。

この時、居間が一つの部屋になっていると、部屋を完全に暗くできないのです。そのため、子供の寝つきが悪かったり、寝てもすぐに起きてしまう可能性が出てきます。

そこでとっておきたい方法は、畳コーナーなどを作って間仕切りをできるようにしておくことです。こうすれば同じフロアにいながら子供が寝るスペースだけは暗くすることができます。

高さがある場所で寝ている時は落下に要注意

畳コーナーというのもポイントです。畳なら布団を直接敷けますよね。一歳くらいになると、子供は寝ている時にかなり動きます。高さのあるマットレスやベッドなどに寝かせておくと落下の危険があります。

ベッド用の転落防止ガードというものも一応あります。下のような物です。


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しかし、これは乳幼児には危険があるので使用不可です。畳に直接布団が敷ければ転倒の危険は無くなりますよね。そういう点からも、居間に間仕切りのできる畳コーナーを作るのはかなりオススメです。

段差と角は転倒の危険が高い

次に注意したいのは段差と角です。

私の家は居間に40cm程の段差を付けて畳コーナーを作りました。そして、その段差を使って畳コーナーの下に引き出し型の収納を作りました。これが小さな子供にとってかなり危険だったのです。

子供が歩くようになった直後はバランスが取れません。言うならば常に酔っ払いの千鳥足状態です。当然ながら簡単に転びます。

この時、段差があるとその角で頭を打つ可能性があるのです。実際に私の子供はその段差に頭をぶつけました。たまたま打ち所が良くてタンコブですみましたが、場合によってはかなり危険です。お子さんが小さいなら部屋に段差をつけるのはできるだけ避ける間取りを考えましょう。

ただ、段差や角はどんなに無くそうとしても無くしきれません。そんな時、役に立つのが角ガードです。


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しかし、うちの子供はこれをおもちゃと勘違いしてすぐに取ってしまいます。

角は施工前に頼めば丸めてくれるかも?

そんな時は、間取りによる対策が一番です。施工前なら頼めば部屋にある角を丸く加工してくれるかもしれません。聞くはタダですらかね。施工業者さんに確認してみることをオススメします。

ベッドで寝るのは危険!

次に注意したいのは寝室です。寝室は洋室になることも多いでしょう。そうなるとベッドを配置すると思います。その時に注意するべきはベッドからの転落です。新生児の時はまだ良いですが、寝返りをするようになると寝返りでベッドから簡単に落下します。

歩くようになる頃には寝ている間に寝返りで180度向きを変えたり、心地良い場所を求めて寝ボケながらベッド上を徘徊することもあります。そんな時にベッドだと落下する可能性が高くなるのです。

子育てを優先した間取りを考えるなら、寝室は和室にして畳に布団を敷いて寝るのが良いと思います。これならベッドから飛び出しても落下の危険はありませんからね。または高さの無いベッドを配置して、下に座布団などを敷いておくべきです。

畳の部屋はかなり使える

先の居間の畳コーナーの時もそうでしたが、子供を寝かせる時に畳はかなり効果的です。私も二階に畳の寝室を作れば良かったと後悔しました。

家具や建具も要注意

最後に注意したいのは家具です。家具は生活をする上では欠かせません。しかし、どんな家具でも設置すればほぼ確実に何かしらの角をができます。子供にとってはその角が危険なので対策をする必要が出てきます。

テレビ台は壁掛けが有効

まずはテレビ台です。新築をすると、それを機にテレビ台を新調することも多いでしょう。これはわんぱくな子供にとってはおもちゃです。歩くようになるとテレビ台に登ることも簡単にできてしまいます。

そんな時にオススメしたいのが壁掛けテレビです。新築の段階なら壁に壁掛け用の機材を埋め込んでもらうこともできるし、後付けでも壁掛け用の突っ張り棒などがあります。


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壁掛けテレビは省スペースにもなるし、地震対策にも効果的なのでオススメです。加えて子供のイタズラ対策ができるなら言うことなしですね。

扉は簡単に開けられる

次に注意するべきは扉です。一歳を過ぎて歩くようになると、扉も簡単に開けるようになります。その時、引き戸は簡単に突破されます。

最近の引き戸はソフトクローズが付いており、開けるのに力が必要なのですが、子供の成長は侮れません。そんな重たい扉でもすぐに開けてしまいます。

引き戸は鍵を付けると良い

対策としては、階段など危険な場所に繋がる扉を引き戸にしないことです。若しくは、引き戸にカギを付けるのも効果的です。

開き戸は取っ手を縦にすると良い

開き戸も取手に手が届けば開けてしまいます。そんな時は、取手を縦向きにするのが効果的です。

こうすれば大きくなるまでしばらくは開けられません。

危険が多い家は毎日がハラハラの連続

私は経験したから分かるのですが、危険が多い家で子育てをするのは本当に大変です。子供がどこに行くにしてもハラハラしてしまいます。

家の中の危険を完全に取り除くことはできませんが、ある程度は間取りで対策することもできます。対策ができれば子育てもかなり楽になりストレスも減らすことができます。

せっかく新築をするのなら少しでも便利で楽な暮らしができるようにするべきです。乳幼児はずっと続くものでは無いので、間取りを考える時には軽視されがちですが、子供を元気で安全に育てるためにも子育てを考慮した間取りは必要だと思います。

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この記事を書いている人

磐田 隆行
良い家を建てるため、少しでもお役に立てる情報を提供することを心掛けています。 保有する資格:住宅ローンアドバイザー