住宅ローンは家賃と同じ?どっちが得?新築前に知るべきローンの話

住宅購入費用の考察

家を買うときに欠かせないのは住宅ローンです。
ほとんどの人は家を買うとき、数十年の住宅ローンを組みます。

「住宅ローンは賃貸の家賃みたいなものだよ」
「賃貸で家賃を払うくらいなら住宅ローンを払った方が得だよ」
「住宅ローンが終われば家賃ゼロの生活になるよ」

これらはよく聞く話ですよね。しかし、本当にそうなのでしょうか?

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住宅ローンは賃貸の家賃と同じなのか?

住宅ローンは本当に賃貸の家賃と同じなのでしょうか?
まずは住宅ローンと賃貸の家賃の違いを考えてみます。

賃貸の家賃は一生払い続ける生活費

賃貸住宅は、大家さんの持つ建物の部屋を借りるため、当然ながら家賃が発生します。

これは大家さんに対する報酬であり、払った後は何も残りません。借り続ける限り一生払い続けないといけない生活費になります。
毎月、家賃を払えば一カ月は寝床が確保できる、言わば掛け捨て保険みたいなものです。

住宅ローンは上限のある家賃

住宅ローンは賃貸の家賃とは違い、一生払い続けるものではありません。
長くとも35年で支払いは完了します。繰り上げ返済をすれば支払い期間を短縮したり、毎月の支払い額を調整することも可能です。

さらに支払いが終われば家と土地が財産として残るので自分に対する報酬と位置づけることもできます。
保険で言うと、積立保険のようなイメージです。

やっぱり住宅ローンの方が得?

賃貸の家賃と住宅ローンの違いを見ると、住宅ローンの方が良さそうに感じます。
支払いに期限がある上に終われば財産が残る。さらに繰り上げ返済をする余裕があれば、毎月の支払い額も調整可能といい事尽くめです。
しかし、本当に住宅ローンの方が良いのでしょうか?

家は負債!住宅ローンももちろん負債

「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者であるロバートキヨサキさんは、家は財産ではなく負債だと言っております。
私もこの考えには同感です。

「賃貸だろうが持ち家だろうが月々の支払いがあるのは一緒でしょ?」
「なんで家だけ負債なの?」

そう思いますよね。
その理由は住宅ローンの負の側面にあります。

住宅ローンは簡単に止められない

住宅ローンは家賃だといいますが実際は賃貸の家賃とは全く違います。

住宅ローンは、毎月ある程度の金額を支払い続けるということで賃貸の家賃と似ていますが、家賃と違い借金です。利子が発生します。
まずその時点で家は負債です。

さらに借りたお金は必ず返さないといけません。
しかも、その額が数千万という単位なので精神的なプレッシャーがすごいのです。
これは精神的な負債と言えるかもしれません。

「返せないなら売ってしまえば終わりだよね。気楽なもんじゃない!」

それは甘い考えです。家は人が住んだ途端に価値が大きく下落します。
そして、その下落幅は、30〜50%とも言われています。
新築で2000万円の価値があった家でもあなたが住んだ途端に数百万円も価値が落ちてしまうということです。

つまり、家を買って引越しをして、住宅ローンを払い始めた時にはマイナスからスタートなのです。
住宅ローンが払えないと気づいて家を売っても多額の借金が残るのです。
これは住宅ローンからは簡単に逃げることができないことを意味します。

住宅ローンは、払い終えた後に大きな財産が残せるというメリットと相反して、こんな負の側面もあるのです。
これが住宅ローンが負債と考える理由です。

賃貸の家賃払いは負債ゼロ

それに比べて賃貸の家賃払いは気持ちが楽です。
敷金、礼金は基本的に前払いなので、住み始めからの負債は無く、毎月の家賃以外にデメリットはありません。

また、賃貸住宅が経年劣化で壊れたり地震で倒壊してもその修繕義務は大家さんにあります。
自分で支払いをすることもなく家を直してもらえます。

隣人が気に入らなければ引越しも可能です。
その時に負債が残ることもありません。
住宅ローンをするよりも機動力のある生活が可能になります。

住宅ローンを払い終えたら家賃ゼロは本当か?

では、次に住宅ローンを払い終えたら本当に家賃ゼロの生活になるのかを考えてみます。

「住宅ローンは家賃と一緒。払い終えたら家賃がゼロになるよ」

これもよく言われることなのですが、私はこれは間違っていると思います。その理由は日本の家にあります。

日本の家は寿命が短い

日本の家は外国に比べ、耐用年数がとても短いそうです。
欧米では築百年越えの家が沢山ありますが、日本ではそんな家は滅多にありません。
今の日本の家は30年程度で寿命が来ると言われています。

住宅ローンは一生終わらない?

ここであることに気づきませんか?

住宅ローンの上限は最高で35年です。
最長でローンを組んでしまうと、住宅ローンを払い終えた頃はもうその家は寿命が来てしまうのです。
つまり、住宅ローンを終えたらすぐに新しい家を買わなければいけないということです。

さらに、家は消耗品なのでたとえ住宅ローンが無くてもメンテナンス代が必要になります。
長く使うなら10年に一度くらいは壁や屋根の補修をして劣化を防ぐことが必要です。

また固定資産税も毎年必要になるので、完全に家賃ゼロというわけにはいきません。

住宅ローンはリスクばかりじゃない

これらのことを考えると、今度は住宅ローンの方がリスクが高そうに感じてしまいますよね。
しかし、当然ながらメリットもあります。

まずは住宅ローンは利息がとても安い借金だということです。
2019年だと固定金利でも年利約1%を切る利子でお金が借りることができます。
これは自動車ローンなどと比べると遥かに安い金利です。

家賃を払い続けて家を買うお金を貯めるくらいなら、安い金利で住宅ローンを借りて、早く返済し始めた方が無駄な家賃の支払いがなくなるのです。

また家を買えば土地や建物が財産として残ります。
先にも述べたように住宅ローンは自分の財産に対する支払いです。
自分に対する貯金と考えることもできます。
安い金利で財産を買うことができると考えれば住宅ローンの方が合理的なお金の使い方という事もできます。

もう1つ、金銭的な面とは別のメリットもあります。
それは家を買えば自分の生活スタイルに合った住まいを得ることができることです。

例えばリビングやお風呂。
広くて快適なリビングや脚が伸ばせる大きなお風呂はなかなか賃貸にはありません。
これらは持ち家の特権と言えるでしょう。
また、戸建てなら隣や上下の住人に気を使わなくて済む生活は金銭以上の価値があるかもしれません。

賃貸の家賃も住宅ローンも一長一短

賃貸の家賃と住宅ローン、あなたはどちらが良いと思いましたか?

結婚をして、子供ができて庭付き一戸建ての家を買って幸せな日々を過ごす。
こんな理想がよく語られますが、実際には幸せな日々を過ごす中に多額の住宅ローンを返済するという義務が入ってくるのも事実です。
この負の側面を気付かずに家を買ってしまい後悔する人も多いと思います。

あなたが今、ちょうど家の購入を検討しているのなら、買う前に一度、あなたにとってどちらが得なのかを考えてみてください。

そして、家を買うと決めたなら、無理な住宅ローンを組んでしまわないためにも、まず勉強をするようにしてください。
家を買う前に土地、住宅ローンについて必ず勉強をしてください。
できるならお金についても勉強してください。

住宅ローン選びも重要です。
それについてはこちらでも掲載しています。
ぜひ参考にしてください!

住宅ローンの選び方、金利の比較以外にもっと大事なこととは?

面倒だからと言ってハウスメーカーの営業マンの言葉を鵜呑みにするのはいけません。
彼らは家を建てている時のあなたの幸せは願ってくれるかもしれませんが、将来のあなたの幸せまでは願ってくれませんよ。
面倒でも必ず自分で調べるようにしましょう。

当サイトは住宅ローンや土地探しについて、プロ目線ではなく、私の経験から分かったことを購入者目線で書いています。
他人の経験の中から学べることも沢山ありますよ。
ぜひ参考にしてみてください。

家は一生に一回あるか無いかの大きな買い物です。
そんな大きな買い物で失敗をしないためにも絶対に勉強はするようにしてくださいね。

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