新築の香りは新しい住まいを手に入れた証です。
木造であれば木の香りがとても気持ちが良いですよね。
しかし、そんな気持ちのいい匂いとは別に、新築には不快な匂いを感じることもあります。
家は生涯で長い時間を過ごす空間です。せっかく新築した家が臭いと帰るが嫌になってしまいます。
不快な匂いの原因は色々ありますが、その中でも、ハウスシックを起こしてしまう匂いには注意が必要です。
今回は新築時の匂いの原因と対策方法をご紹介します。
新築の香りは新しい住まいを手に入れた証です。
木造であれば木の香りがとても気持ちが良いですよね。
しかし、そんな気持ちのいい匂いとは別に、新築には不快な匂いを感じることもあります。
家は生涯で長い時間を過ごす空間です。せっかく新築した家が臭いと帰るが嫌になってしまいます。
不快な匂いの原因は色々ありますが、その中でも、ハウスシックを起こしてしまう匂いには注意が必要です。
今回は新築時の匂いの原因と対策方法をご紹介します。
スポンサーリンク
家の中がなんか臭い。
せっかくの新築なのに居るのも辛い。
特定の部屋の匂いがキツイなど、家の匂いで悩まされていませんか?
私も過去、新築の時に家の匂いには悩まされました。
最近の家は24時間換気になっているとはいえ、昔よりも高気密なので匂いもこもりやすい気がします。
まずは新築時で起こりうる匂いの原因を考えてみます。
他にもありますが、家の不快臭として、この3つは特に起こりやすい気がします。
それぞれもう少し詳しくお話します。
壁紙を張り付ける接着剤、集成材で使用される防カビ、防虫、防腐剤など、家を作るときは匂いを放つ多くの化学物質が使われている可能性があります。
これらはハウスシックの原因になるので注意が必要です。
家を無垢材で作り、建設素材にハウスシック対策をしても、後から買った家具によりハウスシックが起こる可能性もあります。
私は、実際にこれで被害を受けました。
新築をした時にベッドフレームを新調したのですが、このベッドフレームがかなり強烈な匂いを出していたのです。
値段が安かったので買ったのですが、正直後悔しました。
値段の安い木製家具は、腐敗防止のために薬剤が多く塗られていることも多いので注意が必要です。
臭いが消えるまでには数ヶ月かかりました。
ハウスシック対策は家具にも及ぶことを忘れないでくださいね
ハウスシックとは関係ありませんが、洗濯物の匂いも部屋が臭くなる原因の一つです。
私はこれにもかなり悩まされました。
梅雨時や雨の日、部屋干しをしているとやはり部屋が臭くなることがあります。
干したての時は柔軟剤の良い香りなのですが、乾くにつれて一部の洗濯物から生乾きの臭いや湿った臭いがしてきます。
また、洗濯物を部屋干しすると、部屋自体も湿ってしまうので掃除が行き届いていないと埃の臭いも出てくるし、カビの原因にもなります。
まだ設計をする前の段階であれば、家の設計で洗濯物の匂い対策もできます。
新築後でもできる対策はあります。
詳しくはこちらにまとめているので、ぜひ一度ご覧ください。
▼洗濯物の臭い対策をするなら▼
合わせて読みたい
このように、新築の家は不快な臭いなどしないと考えるのは大間違いです。
むしろ、新築時の方が臭いの対策は必要になります。
なぜなら、ハウスシックは基本的に新築時に起こるからです。
では、新築時に家が臭かった場合はどのように対処すれば良いのでしょうか?
それぞれの原因で対策方法を考えてみます。
この匂いの原因は、家を作る時に使用する接着剤などに含まれるホルムアルデヒド、トルエンなどの化学物質です。
これらが揮発して匂いを出します。
この匂いの一番の対策は換気です。
窓をできるだけ開けて、空気の入れ替えをするようにしましょう。
でも、外出時は窓を開けっぱなしにするわけにもいかないですよね。
ハウスシックで一番苦しいのは家に帰ってきたときです。
部屋中に籠った化学物質が外に出るまでは辛くてしかたありません。
つまりは、家にいない時の対策が必要ということです。
家に帰ったときに少しでも快適にするためには、こちらの消臭剤を使用するのがオススメです。
エアブライトンはホテルでも使ってる消臭剤です。
市販されている消臭剤とは違い、煙草の匂いや、ハウスシックの原因となる化学物質を分解することに焦点を当てています。
家具の匂いは、臭い家具は買わないというのが一番簡単で効果的な対策です。
でも、家具屋で展示されている家具は設置後かなりの期間が過ぎている物も多く、買った当初に匂いを出していたかどうかなんてわかりません。
個人的な意見ですが、安い家具は臭い匂いが出るものが多い気がします。
家具を買うときはエフフォースターという指標を目印にしましょう。
これは、F☆☆☆☆という指標で、星が多いほどホルムアルデヒドが出にくいものになります。
また、無垢材は、集成材よりも接着剤が少ないので、無垢材で作られた家具を選べばそれなりに安心感があります。
しかし、無垢の家具や対策をしっかりされた家具はかなり高額です。
簡単には買えません。
先にも述べたように、家具の匂いの怖いところは、購入して部屋に設置するまで匂いが出ているか分からないことです。
もし新しい家具で匂いを感じたら原因から絶つようにしないといけません。
家具の匂いの原因は、新築時のハウスシックと同様に化学物質です。
ホルムアルデヒドやトルエンなど、揮発性の薬剤から出る臭いが原因です。
そのため、先に述べた消臭剤を設置するのも一つの手です。
しかし、家具であれば天日干しという対策方法もあります。
天日干しにすることで、化学物質を揮発させてしまうのです。
大きい備え付けの家具だと外に出せませんが、組み立て式の家具は作る前に一度外で太陽に当てると、それだけでハウスシック対策にもなるでしょう。
ただ、日焼けして変色する可能性もあるので注意が必要です。
洗濯物は部屋干しをしないというのが一番の対策です。
しかし、梅雨時など雨が何日も続く季節はそれが避けれないこともありますよね。
洗濯物の臭いは、新築前なら設計で消臭対策をするべきです。
多少値段はかかりますが、それが一番効果があり、楽だと思います。
でも、新築後ならそうはいきませんよね。
新築後でもすぐにできる現実的な対策方法としては、まずは換気をしっかりすることです。
在宅しているときは洗濯物を干している部屋の窓やドアは開けておき、湿気が籠らないようにすることが一番大事です。
それでもどうしても不在の時もあります。
そんなとき、私は脱臭機を使っています。
脱臭機をつけ、更に扇風機で風を通し、できるだけ湿気が籠らないようにしています。
こちらの脱臭機です。
この脱臭機は、空気清浄機よりも安く購入することができ、除湿器よりも電気代が安く済みます。一日で2.7円の電気代です。
ペットの匂いによく効くそうですが、私は洗濯物を干している部屋でも使っています。広さは20畳までとなっています。
脱臭機と扇風機に加え、部屋のドアを開放し、トイレも開放して換気扇をかける。
これだけでも空気が入れ替わるので閉め切っているよりは匂いを軽減することができます。
また、部屋に換気用の通気口があるなら、それも解放するようにしましょう。換気扇が汚れていると換気の効果も薄くなります。換気扇はしっかりと掃除をしてくださいね。
家の臭い対策には、これさえすれば絶対に匂わないという方法はありません。
さらに、原因が複数あるため、各々に合わせた対策をしないといけません。そのため、完全に匂いをなくすのは大変です。
新築後では家の構造を使った対策はできませんが、それでも根本的な解決方法はあります。
匂いは時として健康にも害を及ぼします。家を快適な空間にするためにも。匂い対策は怠らないようにしてくださいね。
スポンサーリンク