標準仕様で家は購入できない!注文住宅の費用で絶対に知るべき注意点

標準仕様で家は購入できない!注文住宅の費用で絶対に知るべき注意点

「あまりお金が無いからオプションはつけずに家を建てよう。」

もしあなたがこう考えているなら予算オーバーになる可能性が高いです。
注文住宅において、標準仕様だけでは絶対に住める家は作れません。

なぜ標準仕様で住める家が作れないのか?
その理由をご説明します。


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そもそも標準仕様って何?

そもそも標準仕様とは何が入っているのでしょうか?
実は厳密な決まりがありません。私は家を購入するとき、何件かハウスメーカーを回ったのですが、標準仕様はハウスメーカーや工務店で全く異なりました。

驚くべきは、暮らしの中で絶対に必要と思うものでも標準仕様でないことがあるということです。

例えば、

  • 網戸
  • 雨戸
  • カーテンレール
  • カーテン
  • 照明

これらは生活に必ず必需です。
こんな各家庭にある当たり前の物でも標準仕様でないことがあるのです。
つまり、これらを付けると最初の見積もりとは別に追加料金を請求されるということです。
これが標準仕様では絶対に住める家が作れない理由です。

家の購入契約をする前に必ず標準仕様は確認しましょう。

標準仕様はどうやって確認するの?

では、標準仕様はどうやって確認すればいいのでしょうか?
ハウスメーカーや工務店に行き

「標準仕様を教えてください」

と聞けばよいのでしょうか?

それだとおそらく何が足りていないか教えてくれないでしょう。
なぜなら、その担当に人たちは無いのが当たり前と思っているからです。
きっとこのように説明してきます。

「うちは標準仕様だけで十分住めますから」

確かに網戸や雨戸なんて無くても生活できますが不便ですよね。

標準仕様を知るためには、あなたが必要だと思う物をリストアップしておき、それが標準仕様で付いているかハッキリと確認しましょう。

「キッチン、お風呂、洗面台はどこのメーカーですか」

「二階にもトイレはありますか?
それはシャワートイレですか?」

「熱源は何ですか?
都市ガスやオール電化への変更料はいくらですか?」

「雨戸は二階にもありますか?」

「網戸は全ての窓にありますか?」

「カーテンレールは全ての窓にありますか」

「コンセントはどこについていますか?
追加料はいくらですか?」

「押入れ、納戸に棚はありますか?
標準で何枚付けてくれますか?」

「外壁は標準でどんな物が選べますか?
値段が上がる色はありますか?」

「屋根の色は自由に選べますか?
値段が上がる色はありますか?」

こんな感じで具体的な質問をしましょう。
これらを聞くと確実に追加でお金がかかる物が出てきます。
それをすべて把握しておくことがとても大事です。

生活に必ず必要と言われるものが備わっているとは限りません。
何がついているかを知ることで予算の組み方も変わってくるので事前に確認しておいてくださいね。

標準使用以外でつけておきたい物とは?

もし少ない予算で家を買いたいのなら、できるだけ追加費用はなくしたいですよね。
しかし、将来を考えると追加費用が必要でも付けておいたほうがよい物もあります。

熱源は後から変更できない!

例えば熱源。
これは標準仕様ではプロパンガスがほとんどです。
ご存知かもしれませんが、プロパンガスは導入は安いがランニングコストは高額です。

もしこれを都市ガスやオール電化にしたら、それだけで追加費用が30万円~40万円は必要になります。
しかし、都市ガスはプロパンガスよりも圧倒的にガス代が安いので、購入する時にお金が必要でも10年以上の長い年月を見たら確実に得になります。
こういう物は最初にお金が必要でも付けて良い物だと思います。

屋根は素材で耐用年数が違う

もう一つ例を挙げると屋根があります。
屋根は標準仕様だとガルバリウムという素材の屋根がほとんどです。
これはいわゆるトタンです。

ガルバリウムは安いのですが瓦よりも耐久性が低く、早めのメンテナンスが必要になります。
瓦もメンテナンスは必要ですが、ガルバリウムよりも耐用年数が長いので、その頻度は少なく済みます。
将来、高いお金を払って何度も屋根のメンテナンスをするくらいなら、少し追加費用が必要でも瓦にした方が得ですよね。

このように生活におけるランニングコストが安くなるなら追加費用が必要でもつけておいた方が良いです。

標準仕様を見越した上での資金計画を!

標準仕様で購入を考えると危険な理由がお分かりいただけたでしょうか?

家の購入費用を安くしたい気持ちはわかります。
でも、それによって日々の生活が不便になっては意味がありません。
追加費用を節約しても、ランニングコストが高くなっては購入費用の節約にもなりません。

標準仕様をしっかりと確認して、見誤りの無い予算を組むことが安く家を建てるための一番の近道だと思います。

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