線路近くの土地のメリットとデメリットとは?

線路近くの土地のメリットとデメリットとは?

あなたが電車で通勤をしているのなら、駅に近い場所に住みたいと思うのではないでしょうか?

駅が近いと、朝、起きる時間も遅くてよくなる、疲れて帰っても最寄駅に着けばすぐに家。
なんとも理想的ですよね。
しかし、理想的に思える駅近くでも、メリットとデメリットがあります。

今回は、駅近くも含め、特に線路沿いの土地のメリットとデメリットについてご紹介します。

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線路沿いの土地のメリットとは?

線路に近い土地というのは立地次第ではメリットがたくさんあると言えます。まずは線路沿いの土地のメリットを挙げてみます。

空間が簡単に確保できる

線路沿いの土地のメリットは、線路に面する方向のスペースが十分確保でき、明るい家にしやすいというメリットがあります。

もし南向きに線路に面する土地ならば、線路があることでおよそ10メートルくらいはスペースが確保できるはずです。真冬でも太陽の光を完全に取り入れるには、南向きに17メートルのスペースが必要と言われています。実際は17メートルまでなくても十分明るい家にはなるので、線路が南向きにあれば、それだけで明るい家にすることが可能ということになります。

開放感がある

次に光が取れることに似ているのですが、線路があることで、隣接して高い建物が建つことがなくなるため、開放感のある家を作ることができます。

ただ、大都会の真ん中に家を建てるのであれば、線路を挟んで高い建物が建つ可能性も十分にあるため、この限りではありません。

駅が近い可能性が高い

線路に近い土地は、特にローカル線沿いであれば駅も近くなる可能性が高くなります。電車通勤をしているのなら駅が近いと嬉しいですよね。
夜遅くに帰っても暗い道を歩く時間が短くなるため安心できます。防犯上のメリットがあると考えることもできるでしょう。

また、雨の日に駅まで長い時間歩くことがなくなるため、朝から靴が濡れて不快な思いをすることも少なくなります。

線路沿いの土地のデメリットとは?

線路沿いの土地にはもちろんデメリットもあります。
では、次にデメリットをご紹介します。

騒音がする

まず最初に騒音があります。
線路沿いということは、必ず電車が通ります。窓を閉めていても電車の音は確実に聞こえるでしょう。

日中ならさして気にならないかもしれませんが、JRの本線沿いだと夜中でも貨物電車が通る可能性があります。
また、終電は遅くて12時を過ぎることもあるでしょうから、寝るときに電車の音が気になるかもしれません。

振動がある

騒音と関係して振動もあります。
近くを電車が通るとそれなりに揺れます。交通量が多い沿線だと頻繁に地震が起きているのと同じ状態になる可能性があります。
揺れて気持ちが悪くなるかもしれません。

埃っぽくなる

線路近いと電車が通るたびに埃が舞うので埃っぽくなる可能性もあります。
南向きに線路があれば、せっかく洗った洗濯物が埃っぽくなる可能性もあります。

また、窓を開けていると家の中まで埃っぽくなる可能性もあるので、何かしらの対策は必要になるでしょう。

プライバシーの問題がある

プライバシーの問題もあります。
一見、線路沿いはプライバシーの問題は無さそうですが、電車から外を見ている人は意外と多くいます。電車から簡単に家の中が見えてしまうようでは安心して窓も開けられないかもしれません。

近隣の道が渋滞多発地域になることも

線路でも踏切が近いと家の近くの道が渋滞する可能性が高くなります。

交通量が少ない踏切なら良いですが、開かずの踏切の近くだったとしたら、外出時になかなか家に到着できずにイライラする可能性もあるので注意が必要です。

あなたが見つけた土地にあてはめ、総合的な判断を

以上、メリットとデメリットをあげましたが、圧倒的にデメリットの方が多いですね。

でも、このデメリットは、線路沿いの土地、全てに共通するわけではありません。
あなたが見つけた土地が上にあげたデメリットのどれに当てはまるのかじっくりと検討してみてください。

デメリットが多いと線路沿いは良くないと思ってしまいそうですが、線路沿いの土地のメリットはけっこう魅力的です。
デメリットがあまり当てはまらないよう検討する価値は十分にあると思いますよ。

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