建設条件付きの土地を購入するメリットとデメリットとは?

建設条件付きの土地を購入するメリットとデメリットとは?

建設条件付きの土地とは、ハウスメーカーが持っている土地のことです。ダイワハウスや積水ハウスなどが提供している大規模分譲の土地などがそれにあたります。

土地を探していると建設条件付きという文字は頻繁に目にしますが、そのメリットとデメリットがよくわからないということもあるのではないでしょうか?
今回は建設条件付きの土地のメリットとデメリットをご紹介します。

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建設条件付き土地はメリットが多くある

建設条件付きの土地には、様々なサービスがあるのがメリットです。まずは、メリットの方からご紹介してみます。

#1.土地の状態が良い

土地は必ず家が建てれる状態で購入できるわけではありません。建物が残っていたり、荒れ地になっていることもあります。その場合は、建物を撤去して更地にしないといけません。そして、その値段が高額です。家を建てれる状態にするだけで数十万円は必要になります。

建設条件付の土地は、ハウスメーカーが更地にしてから販売してくれます。つまり、この費用が必要ないということです。

#2.境界ブロックがついている

建設条件付きの土地は、隣地との境界ブロックもあることが多いです。隣地との境界ブロックも作れば数万単位でお金が必要になります。これがあるだけでも嬉しいサービスですよね。

#3.土地の形が良い

家を建てるには、長方形が一番適した形です。しかし、全ての土地が長方形とは限りません。土地は、縦長、横長、台形などの様々です。建設条件付きの土地は、ハウスメーカーが広大な土地を購入し、家を建てるに適した形に分割して販売します。つまり、間取りが組みやすい形をしているということになります。

#4.隣人に同じ立場の人が多い

大型分譲限定になるのですが、隣人にもメリットがあります。大型分譲は、購入する人全員が同じ時期に同じ場所に家を購入することになるので、近所の人の年齢が近かったり、他の地域から来た人だったりと、あなたと似たような立場の人が多くなります。

昔からの住人が多い地域だと、どうしても地域に溶け込み辛いですよね。でも、同じ立場の人がいることで、その土地に馴染みやすくなるし、仲良くなれば相談もできます。同じハウスメーカーで購入するので、担当者が同じなら事前に隣家の人の情報も知ることができるかもしれませんよ。

建設条件付き土地のデメリットは?

建設条件付きの土地にはもちろんデメリットもあります。では、建設条件付きの土地のデメリットとは何でしょうか?

#1.ハウスメーカーが選べない

一番大きな問題がハウスメーカーが選べないことです。分譲している土地が自分の好みでないハウスメーカーでも必ずそのハウスメーカーで家を建てなくてはいけません。

#2.大型分譲では見え比べの危険性がある

これはメリットと相反する意見となります。大型分譲では、似た人が集まるので仲間ができやすいことをメリットに挙げましたが、似た人が集まるがゆえに大型分譲の家では見栄比べの危険性が出てきます。

同じ時期に建てる家って、どうしても近所の家が気になりますよね。値段、家の見た目、機能など、隣の芝が青く見えてしまうのです。私は建設条件付きの家ではなかったのですが、それでも近くにある新しい家は気になりました。これに関しては、経験談を語っていただいているサイトがあります。こちらもぜひ参考にしてくださいね。経験者の話はとても大事ですよ。
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大規模分譲住宅の新築一戸建てに住んでみてわかった、お金を散財しないために気をつけること

#3.選択肢が無い恐怖

これは一番気を付けてもらいたいことです。建設条件付きの土地は、ハウスメーカーが決まっているので土地を購入したらもう逃げ場がありません。

例えば、高級ハウスメーカーの建設条件付きの土地を購入したとして、土地は安く購入できたのに、建物が高すぎて予算オーバーということも十分あり得るのです。こんなことにならないためも、土地を分譲しているハウスメーカーの建物がどれくらいの値段かを把握しておくことはとても大事です。

建物の値段を検討する時は、標準装備の家の値段や坪単価だけで計算してはいけませんよ。自分が付けたいオプション込みの値段で検討してください。雨戸、カーテン、照明、熱源、全てがオプションです。これらの値段を計算せずに予算を組むと必ず予算オーバーになります。これに関しては、こちらでも詳しく書いています。参考にしてください。
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標準仕様では購入できない!家の購入費用で絶対に知るべき注意点

建設条件付きで失敗しない為に

建設条件付きの土地の特徴をざっと書いてみました。建設条件付きと書かれていると、制約が多く購入しにくいイメージもあります。でも、好みのハウスメーカーが提供している土地なら得する面も多々あります。上に書いた建設条件付きの土地のメリットとデメリットを理解して、後悔のない選択をしてくださいね。

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